新幹線開通後の長崎県民の生活は?

長崎県民の間では福岡と県を結ぶ新幹線の開通が長く待ち望まれてきました。
その九州新幹線・西九州ルートが2022年に開通する事が内定し、長崎県民または長崎県に旅行で遊びに行きたい福岡や中国・近畿地方の人達の間で注目が集まっています。

では、九州新幹線・西九州ルートが開通したら長崎県民の生活がどう変わるのでしょうか。
開通すると、九州最大の商業地である博多・天神エリアまですぐに行けるのが大きなポイントです。
具体的には長崎市からであれば従来より約30分早い80分ほど、諫早市・大村市内の停車駅からであればもっと早く到着するでしょう。

長崎市内にも百貨店やショッピングセンターは存在します。
ですが、市内とはいえ、福岡の博多や天神エリアのように数多くの大型商業施設が無数にあるわけではありません。
そのため、新幹線が開通すれば、県内では買うことができないものを飛行機に乗って遠出することなく、新幹線を利用して近場で買えるようになるのは大きな変化です。
また、長崎と福岡が新幹線で繋がると、博多で乗り換えて本州にも短時間でアクセスできるようになります。
これによって泊りがけでなく、日帰りでもらくに中国地方まで遊びに行くことができ、週末に1泊2日の予定で近畿地方までの短期旅行をすることもできるでしょう。

ただし、長崎市を出発して大村市に到着した新幹線は佐世保方面には向かいません。
佐賀県嬉野市の山を潜り抜けて佐賀県中央部に向かうため、県内の2大都市である長崎市・佐世保市の今後の繁栄度合いには大きな差がつくと予測されています。
そんな中、まだ地価が安いうちに長崎市・諫早市・大村市内の新幹線停車駅付近に家を建てようとする人が急増しているとのことです。